▶枚方股関節センターの特徴

1、経験豊富な医師、看護師、リハビリテーションスタッフ、社会福祉士などによるチーム医療の充実により、
患者様にそれぞれに適した手術環境の整備、社会復帰、日常生活復帰の実現を行います。

『家族の介護で手術が受けることができない方』や『独り暮らしで復帰が不安な方』に対しても、グループ施設を用いて様々な対応をさせていただいております。当センターでの人工股関節置換術は、歴史的に十分な実績がある安全で安心なセメント人工股関節置換術であり、安定した耐久性の保証と更なる耐久性の向上を目指して行っております。当センターでの、人工股関節置換術後のリハビリの考えは、『必要以上にがんばらないこと』であり、『術後2ヶ月間は制限を守る』であります。ただし、『術後2ヶ月以降は、大きな制限はありません』。20-30年耐久することが求められる人工関節において、術後2ヶ月間制限することが、“長期耐久性”と“美しい歩行”につながると考えております。ただ、“美しい歩行”には、筋力の回復の影響が大きく、筋力の回復が不十分な方には、術後2ヶ月以降も筋力がつくまでの間、あえて杖歩行を推奨することもあります。

2、必要な症例に対しては、両側同日人工股関節置換術を行います。

『両方の股関節が痛い』、『2回も入院できない』、『両方一緒にできないの?』などの症例を、1回の入院で、同日に行うことにより解消します。1回ずつの手術では、脚の長さの差が大きくなりすぎる症例や両側とも手術適応の症例には、貧血などの全身状態に問題がなければ両側同日人工股関節置換術を奨めております。問題点は、片側のみを行う場合に比べると、輸血を行うリスクが高くなるため、症例に応じて術前に自己血貯血を行い、リスクを回避しております。

3、 『無理』という前に、『なんとかできないだろうか?』のスタンスで、股関節手術を行います。